こんにちは。
「基礎国語ブログ」運営者、しんです。
私は、大学時代3年間一斉授業・個別指導授業を担当し、担当した生徒の成績を最大30点あげた実績があります。
私は大学3年の時、1か月間ベルリン(ドイツ)にあるゲーテインスティテュートにドイツ語の語学研修に行った経験もあります。
今回は、「時制を押さえる」について話して行きます。

「前回は、指示語の文の型を押さえるについて話しました。指示語の文の型は、どうだったかな」
「指示語の文の型は、A(名詞)を使った文。+A(指示語)を使った文。」
「そうだよね。例えば、あのあかごと書かれていたとする。指示語は、どれかな」
「あのあかごの指示語は、あの」
「どうしてあのあかごの指示語は、あのだと考えたのかな」
「あのあかごの指示語は、あのだと考えた理由は、あのあかごと書いているということは、どんなあかごかを前の文までで説明していると判断できるからかな」
「正解。啓すと奏すについても話しました。啓すと奏すは、それぞれ誰に対して敬意を表しているんだったかな」
「啓すは、中宮・東宮に対して敬意を表している。奏すは、皇・上皇に対して敬意を表している」
「例えば、古文の文に奏すが書かれていた場合、誰に対して敬意を表しているかな」
「奏すは、皇・上皇に対して敬意を表している。なので、皇・上皇に対して敬意を表している」
「正解。しっかり復習しているね」
「はい」
「今回は、時制を押さえるについて話します。早速だけど、古文の文章を正しく押さえるには、どうすれば良いか分かるのかな」
「古文の文章を正しく押さえるには、これまで勉強したことを押さえれば良い」
「古文の文章を正しく押さえるには、これまで勉強したことを押さえることも必要だよね。他には、どうかな」
「うーん。分からない」
「古文の文章に限らず、文章を読んでいる時、いつのことかを押さえながら読んでいないかな」
「読んでいる」
「どうして古文の文章に限らず、文章を読んでいる時、いつのことかを押さえながら読んでいるのかな」
「古文の文章に限らず、文章を読んでいる時、いつのことかを押さえながら読んでいる理由は、いつのことかを押さえながら読まないと、文章を正しく理解できないからかな」
「そうだよね。いつのことを時制と言う。古文の文章を正しく押さえるためにも時制を押さえることが必要だよ」
「はい」
「古文の文章において時制を確認する方法は、助動詞を確認する方法だよ。主に3つのパターンを押さえておけば良い。1つ目は、過去の助動詞き・けり。2つ目は、完了の助動詞つ・ぬ・たり・り。3つ目は、過去完了の助動詞。過去完了の助動詞は、過去の助動詞+完了の助動詞と押さえておけば良い」
「はい」
「例えば、古文の文にかたらせけりと書かれていたとする。かたらせけりの時制は、いつかな」
「助動詞を確認すると、けりと書かれている、けりは、過去の助動詞だった。なので、時制は、過去」
「正解。ここまで大丈夫かな」
「はい」
「今回は、時制を押さえるについて話しました。次回は、否定を押さえるについて話します。しっかり復習してね。お疲れ様でした」
「はい。お疲れ様でした」
●まとめ
<時制を表す助動詞について>
・過去の助動詞→き・けり
・完了の助動詞→つ・ぬ・たり・り
・過去完了の助動詞→過去の助動詞+完了の助動詞

「基礎国語ブログ」運営者、しんです。
私は、大学時代3年間一斉授業・個別指導授業を担当し、担当した生徒の成績を最大30点あげた実績があります。
私は大学3年の時、1か月間ベルリン(ドイツ)にあるゲーテインスティテュートにドイツ語の語学研修に行った経験もあります。
今回は、「時制を押さえる」について話して行きます。































●まとめ
<時制を表す助動詞について>
・過去の助動詞→き・けり
・完了の助動詞→つ・ぬ・たり・り
・過去完了の助動詞→過去の助動詞+完了の助動詞
