こんにちは。
「基礎国語ブログ」運営者、しんです。
私は、大学時代3年間一斉授業・個別指導授業を担当し、担当した生徒の成績を最大30点あげた実績があります。
私は大学3年の時、1か月間ベルリン(ドイツ)にあるゲーテインスティテュートにドイツ語の語学研修に行った経験もあります。
今回は、「形容詞の活用を押さえる」について話して行きます。

「前回は、助動詞の活用を押さえるについて話しました。助動詞の活用の種類は、何種類あったかな」
「助動詞の活用の種類は、6つの原則と1つの例外の7種類ある。6つの原則の中の1つ目は、下二段活用。2つ目は、ラ変型。3つ目は、ナ変型。4つ目は、四段活用。5つ目は、サ変格活用。6つ目は、形容詞型。1つの例外は、特殊型だよ」
「そうだよね。動詞の活用の4種類の例外についても話しました。動詞の活用の4種類の例外は、何だったかな」
「4種類の例外の中の1つ目は、コ、キ、ク、クル、クレ、コ・コヨと活用するカ行変格活用。2つ目は、セ、シ、ス、スル、スレ、セヨと活用するサ行変格活用。3つ目は、ナ、ニ、ヌ、ヌル、ヌレ、ネと活用するナ行変格活用。4つ目は、ラ、リ、リ、ル、レ、レと活用するラ行変格活用がある」
「そうだよね。例えば、カ行変格活用の命令形を答えなさいという問題が出題されたとする。正解は、どうかな」
「カ行変格活用は、コ、キ、ク、クル、クレ、コ・コヨと活用する。命令形は、コ・コヨ。なので、正解は、コ・コヨ」
「正解。動詞の活用の4種類の例外を取る動詞は、たくさんあるわけではない。1つ目のカ行変格活用を取る動詞は、来。2つ目のサ行変格活用を取る動詞は、す・おはす。3つ目のナ行変格活用を取る動詞は、死ぬ・往ぬ(去ぬ・いぬ)。4つ目のラ行変格活用を取る動詞は、あり・をり・はべり・いまそかり」
「なるほど」
「例えば、春よ、このこの活用を答えなさいと問題が出題されたとする。正解は、どうかな」
「こは、動詞。こは、来の命令形だと分かる。なので、正解は、サ行変格活用」
「正解。上一段活用を取る動詞についても話しました。上一段活用を取る動詞は、何だったかな」
「上一段活用を取る動詞は、射る・居る・干る・見る・似る・着るの主に6つあった」
「そうだよね。下一段活用を取る動詞についても話しました。下一段活用を取る動詞は、何だったかな」
「下一段活用を取る動詞は、蹴るだった」
「そうだよね。例えば、殿、蹴よの蹴よの活用を答えなさいと問題が出題されたとする。正解は、どうかな」
「蹴よは、動詞。蹴よは、蹴るの命令形だと分かる。なので、正解は、下一段活用」
「正解。どの助動詞が、活用の6つの原則の下二段活用・ラ変型・ナ変型・四段活用・サ変格活用・形容詞型を取っているか分かるかな」
「うーん。分からない」
「そうだよね。1つ目の下二段活用を取る助動詞は、る・らる・す・さす・しむ・つ。2つ目のラ変型を取る助動詞は、けり・たり・り・めり・なり。3つ目のナ変型を取る助動詞は、ぬ。4つ目の四段活用を取る助動詞は、む(ん)・けむ(らん)・らむ(らん)。5つ目のサ変格活用を取る助動詞は、むず(んず)。6つ目の形容詞型取る助動詞は、べし・まじ・まほし・たし・ごとし」
「なるほど」
「例外の特殊型を取る助動詞は、本活用は〇・ず・ず・ぬ・ね・〇、補助活用はざら・ざり・〇・ざる・ざれ・ざれと活用するず、(せ)・〇・き・し・しか・〇と活用するき、ましか(ませ)・〇・まし・まし・ましか・〇と活用するまし、〇・〇・らし・らし・らし・〇と活用するらし、〇・〇・じ・じ・じ・〇と活用するじ」
「なるほど」
「例えば、助動詞なりの活用を答える問題が出題された場合、どのように考えれば良いかな」
「助動詞なりの活用は、ラ変型。なので、助動詞なりの活用を答える問題が出題された場合、ラ行変格活用を考えながら解けば良い」
「そうだよね。ここまで大丈夫かな」
「はい」
「今回は、形容詞の活用を押さえるについて話します。早速だけど、形容詞の活用の種類は、何種類あるか分かるかな」
「形容詞の活用の種類は、ク活用とシク活用の2種類かな」
「原則は押さえている。例外のカリ活用がある」
「はい」
「原則のク活用は、(く)・く・し・き・けれ・〇と活用する。シク活用は、(しく)・しく・し・しき・しけれ・〇と活用する。例外のカリ活用は、(し)から・(し)かり・〇・(し)かる・〇・(し)かれと活用する」
「なるほど」
「原則のク活用・シク活用を何と言うかな。また例外のカリ活用を何と言うかな」
「原則のク活用・シク活用を本活用と言う。例外のカリ活用を補助活用と言う」
「そうだよね。例えば、優しきの活用形を答えなさいと問題が出題されたとする。正解は、どうかな」
「優しきは、形容詞。優しきは、優しの連体形の本活用だと分かる。なので、正解は、連体形」
「正解。今回は、形容詞の活用を押さえるについて話しました。次回は、形容動詞の活用を押さえるについて話します。お疲れ様でした」
「はい。お疲れ様でした」
●まとめ
<動詞の活用の4種類の例外を取る動詞について>
・カ行変格活用を取る動詞は→来
・サ行変格活用を取る動詞→す・おはす
・ナ行変格活用を取る動詞→死ぬ・往ぬ(去ぬ・いぬ)
・ラ行変格活用を取る動詞→あり・をり・はべり・いまそかり
<助動詞の活用の6つの原則について>
・下二段活用を取る助動詞→る・らる・す・さす・しむ・つ
・ラ変型を取る助動詞→けり・たり・り・めり・なり
・ナ変型を取る助動詞→ぬ
・四段活用を取る助動詞→む(ん)・けむ(らん)・らむ(らん)
・サ変格活用を取る助動詞→むず(んず)
・形容詞型取る助動詞は、べし・まじ・まほし・たし・ごとし
<例外の特殊型を取る助動詞について>
・ず→本活用は〇・ず・ず・ぬ・ね・〇、補助活用はざら・ざり・〇・ざる・ざれ・ざれと活用する
・き→(せ)・〇・き・し・しか・〇と活用する
・まし→ましか(ませ)・〇・まし・まし・ましか・〇と活用する
・らし→〇・〇・らし・らし・らし・〇と活用する
・じ→〇・〇・じ・じ・じ・〇と活用する
<形容詞の本活用について>
・ク活用→(く)・く・し・き・けれ・〇と活用する
・シク活用→(しく)・しく・し・しき・しけれ・〇と活用する
<形容詞の補助活用について>
カリ活用→(し)から・(し)かり・〇・(し)かる・〇・(し)かれと活用する

「基礎国語ブログ」運営者、しんです。
私は、大学時代3年間一斉授業・個別指導授業を担当し、担当した生徒の成績を最大30点あげた実績があります。
私は大学3年の時、1か月間ベルリン(ドイツ)にあるゲーテインスティテュートにドイツ語の語学研修に行った経験もあります。
今回は、「形容詞の活用を押さえる」について話して行きます。







































●まとめ
<動詞の活用の4種類の例外を取る動詞について>
・カ行変格活用を取る動詞は→来
・サ行変格活用を取る動詞→す・おはす
・ナ行変格活用を取る動詞→死ぬ・往ぬ(去ぬ・いぬ)
・ラ行変格活用を取る動詞→あり・をり・はべり・いまそかり
<助動詞の活用の6つの原則について>
・下二段活用を取る助動詞→る・らる・す・さす・しむ・つ
・ラ変型を取る助動詞→けり・たり・り・めり・なり
・ナ変型を取る助動詞→ぬ
・四段活用を取る助動詞→む(ん)・けむ(らん)・らむ(らん)
・サ変格活用を取る助動詞→むず(んず)
・形容詞型取る助動詞は、べし・まじ・まほし・たし・ごとし
<例外の特殊型を取る助動詞について>
・ず→本活用は〇・ず・ず・ぬ・ね・〇、補助活用はざら・ざり・〇・ざる・ざれ・ざれと活用する
・き→(せ)・〇・き・し・しか・〇と活用する
・まし→ましか(ませ)・〇・まし・まし・ましか・〇と活用する
・らし→〇・〇・らし・らし・らし・〇と活用する
・じ→〇・〇・じ・じ・じ・〇と活用する
<形容詞の本活用について>
・ク活用→(く)・く・し・き・けれ・〇と活用する
・シク活用→(しく)・しく・し・しき・しけれ・〇と活用する
<形容詞の補助活用について>
カリ活用→(し)から・(し)かり・〇・(し)かる・〇・(し)かれと活用する
